「法定通貨の減価への新たな一手として期待高まる!?」

ビットコインとゴールドの両方に投資する上場投資信託(ETF)がローンチした。

STKD Bitcoin & Gold ETFと呼ばれるこのファンドは、将来的なインフレと「通貨価値の下落」に対するヘッジを目的としている。資産運用会社は6月に初めてこのETFを提案した。

ファンドのティッカーシンボルはBTGDで、ビットコインとゴールドの先物やETFを通じて、両資産へのエクスポージャーを同時に提供しようとしている。 このファンドは個人投資家に、ETFに1ドル投資するごとにビットコインとゴールドの投資戦略に100%のエクスポージャーを提供する形式を提供している。

声明によると、「ビットコインの投資戦略は、ビットコインの先物やETPに投資することで、ビットコインの価格リターンを捕捉しようとするものであり、ゴールド戦略も同様に、先物やETPに投資する。」とのことだ。

Quantity Fundsは、returnstackedetfs.comと提携した。このウェブサイトはNewfound ResearchとResolve Asset Management SEZCが共同所有していて、Stackedというライセンスブランドの一部である。Quantityによると、StackedまたはSTKDは、2つの投資が互いに「積み重ねられている」(スタックされている)ことを指している。

BTGDはまた、ビットコインとゴールドの両方を “積み上げ方式 “で運用する初のETFであり、1ドルの投資に対して1ドル以上のエクスポージャーを実現する」と同社は述べている。 このファンドは暗号通貨とゴールドに直接の投資はしない。

現物ビットコインETFは今年初めに、ビットコイン先物ETFは2021年に取引が開始された。

この新しいETFのローンチは米大統領選挙を数週間後に控えている。 JPモルガンのアナリストは先週のレポートで、投資家が経済の不確実性にヘッジするためにゴールドやビットコインなどの代替資産クラスに目を向ける傾向である「デバスメント・トレード」を引き合いに出し、2025年の暗号通貨に強気のアプローチを取った。 アナリストは、地政学的緊張の高まりと次期選挙のため、ヘッジファンドなどの投機的機関投資家は、ゴールドとビットコインをそのトレンドの受益者とみなすかもしれないと述べている。

「もし、ドナルド・トランプ前大統領が勝利すれば、関税と拡張的な財政政策によって、貿易の不活性化が進むだろう」と、JPモルガンのアナリストは言う。

元記事:https://www.theblock.co/post/321622/stacked-bitcoin-and-gold-etf-launches-with-the-goal-of-sheilding-investors-from-inflation-and-currency-debasement