「L2の興隆はL1のエコシステムに悪影響となるか!?」

取引量トップ20の中央集権型取引所(CEX)であるKrakenは本日、InkChainと呼ばれるイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンを開発していると発表した。

InkはOptimismのOPスタック上に構築されている。 そのテストネットは11月11日に稼動し、メインネットの立ち上げは2025年と予想されている。 レイヤー2はイーサリアムのスケーリング・ネットワークであり、オプティミズムのOPスタックはこれらのネットワークの基礎となる主要な2種類の技術の1つである。

Inkは発表の中で、「ユーザーにとってより良い体験、簡素化されたDeFiを作るという長期的なビジョン」を持ち、「DeFi開発者の拠点を作ることに注力」することで、「暗号資産に真の変化」をもたらすと述べられた。 しかし、具体的な詳細は不明だ。

このチェーンは2024年に発表される最新のイーサリアムレイヤー2である。 UniswapのUnichainは最も最近発表された大規模なレイヤー2であり、2週間も前にテストネットを開始した。

L2Beatによると、イーサリアムレイヤー2のTotal Value Locked (TVL)は過去90日間で10%減少しているが、1秒あたりのトランザクション(TPS)は横ばいである。

イーサリアムのETHはSolanaなどの競合にシェアを奪われ続けており、SOL/ETHの比率は史上最高を記録し、ETHのメインネットのTVLは過去6ヶ月で減少している一方で、SolanaのTVLは急増している。 DeFiLlamaによると、ETHのTVLは4月以降6%減の670億ドルであるのに対し、SolanaのTVLは同時期に20%増の80億ドルとなっている。

レイヤー2の数が増加する中、それらのチェーン上の活動は年後半に停滞し、またETHの価格も低迷していることから、一部のユーザーからは「新しいブロックチェーンのインフラ開発よりも、既存のものの採用を促進すべきだ」という声が上がっている。ソーシャルメディアで「Icebergy」として知られるユーザーは、皮肉を込めて「もっとチェーンとレイヤーが必要だと思う」と投稿しました。

元記事:

https://thedefiant.io/news/cefi/crypto-exchange-kraken-plans-to-launch-an-ethereum-layer-2-called-ink