DeFimans注目ポイント:非ブロックチェーン型の国際決済プラットフォーム

【記事本文】

Decryptの取材によると、PayPal Worldは主要な国内デジタルウォレットを連携させるものの、従来の仕組みに起因する制約が、ステーブルコインへの挑戦を限定的なものにする可能性があるとのことです。

要点

・PayPalは今秋、インドのUPIや中国のWeChat Payといった国内ウォレットを、自社のグローバル加盟店ネットワークに接続するプラットフォームを立ち上げます。

・このサービスはステーブルコインの機能を反映していますが、ブロックチェーンのインフラは使用せず、従来の法定通貨の決済網上で動作します。

・この動きは、PayPalが自社のステーブルコインであるPYUSDのサポートと、広範な製品群への統合を継続する中で行われます。

米決済大手のPayPalは水曜日、今秋に新たなプラットフォームを立ち上げ、国内のデジタルウォレットを同社の数十億ユーザーからなるグローバルネットワークに接続する計画を発表しました。

「PayPal World」と名付けられたこのシステムにより、インドのUPI、中国のWeChat Pay、ブラジルのMercado Pagoのユーザーは、新たな口座を開設したりカードを使用したりすることなく、海外のPayPalやVenmoの加盟店と取引ができるようになります。

PayPalの社長兼CEOであるアレックス・クリス氏は声明で、「国境を越えた送金は信じられないほど複雑であり、このプラットフォームは20億人近くのユーザーにとって、それをシンプルにするために設計されています」と述べました。

このシステムはブロックチェーンやトークン化された資産には依存していませんが、迅速な決済や通貨交換など、ステーブルコインと同様の機能の多くを提供します。

この決済大手は、「World」が同社の広範な暗号資産戦略の中でどのように位置付けられるかという質問には回答しませんでした。

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https://decrypt.co/331521/is-paypals-new-fiat-platform-a-stablecoin-killer