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ETHの保有ウォレット数が1億9,500万を突破し、ビットコインの約5,900万を230%上回る。DeFi・ステーキング・ステーブルコイン決済での実需がホルダー数を押し上げており、価格低迷とは裏腹にネットワーク利用は着実に拡大しています。

イーサリアムは2億という保有ウォレット数のマイルストーンに迫りつつある。現在、何らかのETHを保有するウォレット数は約1億9,500万に達しており、ビットコインの約5,900万を約230%上回っている。

数字は正確だ。世界第2位の暗号通貨ネットワークは今や、多くの人が暗号通貨の代名詞と見なしている資産(ビットコイン)を230%上回る保有ウォレット基盤を持つ。

■ 数字とその背景

Santiment Analyticsのデータによると、イーサリアムの保有ウォレット数は2026年5月末の約1億8,200万から6月初旬には約1億9,500万へと急増した。わずか数週間で約1,300万の新規保有ウォレットが生まれた計算だ。同期間、ビットコインの保有ウォレット数は約5,900万付近で小幅な変動にとどまっている。

この乖離は、どちらのコインが「優れているか」という話ではない。各ネットワークが実際に何のために使われているかの違いだ。ビットコインの主要なナラティブは価値の保存手段、いわばデジタルゴールドであり、購入してコールドストレージで保有するものだ。一方、イーサリアムはプラットフォームである。人々はETHを保有するだけでなく、DeFiプロトコルとのインタラクション、利回り獲得のためのステーキング、ステーブルコインの移転、NFTのミント、そして数千ものdApps(分散型アプリケーション)の利用に活用している。

イーサリアムが保有ウォレット数でビットコインを初めて上回ったのは2019年のことだ。それから7年、そのリードは230%にまで広がった。

■ センチメントのパラドックス

採用指標のこうした急増にもかかわらず、ETHに対する市場センチメントは実際にはネガティブに傾いている。Santimentの最近のコメンタリーでは、イーサリアムを保有する人が過去最多に達している一方で、市場全体のムードは弱気だという顕著なギャップが指摘されている。

弱気ムードの背景は分かりやすい。ETHの価格パフォーマンスが、特にビットコインの上昇やアルトコイン・ミームコインの急騰と比較して期待を下回ってきたことだ。一方で、DeFi・ステーキング・オンチェーンアプリケーションを利用するためにETHを実際に必要とするユーザーは、価格動向に関わらず積み上げを続けている。

■ 投資家にとっての意味

保有ウォレット数はヘッドラインでは印象的に聞こえる指標だが、有用に解釈するにはコンテキストが必要だ。保有ウォレットには、0.5ドル相当のETHしか入っていないものから5,000万ドル規模のものまで含まれる。この指標は、DeFiのパワーユーザーと、3年前にダスト(ごく少額の)トランザクションを受け取ってそのまま忘れているユーザーを区別しない。

ただし、成長の速度そのものは重要だ。約2週間で1億8,200万から1億9,500万への保有ウォレット増加は、休眠ウォレットの蓄積ではなく、実際のネットワーク活動を示唆している。

リスクは、保有ウォレット数の増加が自動的に価格上昇につながるわけではないという点だ。新たな活動が低額トランザクションやステーブルコイン送金に集中し、ETHそのものへの需要を直接高めない場合、イーサリアムは保有ウォレット数を増やし続けながらも、ETHが横ばいで推移するという状況もあり得る。

元記事はこちら:https://cryptobriefing.com/ethereum-nears-200m-wallets-surpasses-bitcoin/